ル・コルビュジエによるプロジェクト『アジール・フロッタン(浮かぶ避難所)』を紹介する展覧会。その名の通り、パリのセーヌ川に浮かんでいる『アジール・フロッタン』は、第一次世界大戦の混乱によって生じた難民を収容すべく、世界救世軍の依頼により設計されたものだ。同プロジェクトは、モダニズム建築の形態として「船」を参照していたル・コルビュジエが、船を建築としてリノベーションしたという点でも注目に値する。老朽化により建築としての機能を失っていたが、2006年から修復工事が実施され、2018年にはギャラリー機能をもった建築として再生される予定。修復工事の完了に先駆けて開催される本展では、ル・コルビュジエ財団から提供された完成当時の資料や設計のスタディ、現在の写真や映像、模型などが展示されている。
アジール・フロッタン再生展
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