アキラ・ザ・ハスラー + チョン・ユギョン「パレードへようこそ」

1969年生まれのアキラ・ザ・ハスラーと、1991年生まれのチョン・ユギョンによる展覧会。京都市立芸術大学に在学中のころからアーティストとして注目を浴びていたアキラ・ザ・ハスラーは、セクシュアリティやエイズといった様々な社会問題をテーマに制作活動を行っているアーティストだ。一方、在日韓国人3世として朝鮮学校で教育を受けたチョンは、インターネットを通して収集した北朝鮮のプロパガンダポスターの画像をモチーフにペインティング作品を制作している。サッチャー政権下でのプライドパレードを巡る実話をもとにし、2014年の『カンヌ国際映画祭』で「クィア パルム」を受賞した映画からタイトルを採られた本展では、スタイリッシュかつポップでありながら社会のへんきょうさを告発する作品が展示される。