『同一の呪法による二つの儀式〜菊地成孔と菊地成孔によるダブルコンサート〜』の初日。
飽き性なのか、常に次を狙い続けているのか。さまざまなプロジェクト(音楽以外も含む)を使い分ける菊地成孔。ジャズ好きはもちろん、クラシック好きもダンスミュージック好きも、そして紳士淑女もストリート系も。すべてを一手に引き受けるカルチャー的な懐の広さは計り知れない。アカデミックで知的なイメージの男だが、ライブではクールさを保ちながらも、時として理性を飛ばす。そんなアンビバレンスゆえに、信頼してしまう何かをもっている。
この日は、もう5年間続けているペペ・トルメント・アスカラールのライブ。連日開催される『巨星ジークフェルド』とネーミングされた2日目と両方参加すれば、“真性・菊地成孔中毒”となれるだろう。
他の日程:2月20日(日)巨星ジークフェルド