生誕100年 オーソン・ウェルズ ─天才の発見

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タイムアウトレビュー

京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて、映画史に多くの伝説を残した「呪われた天才」オーソン・ウェルズの生誕100年を記念する特集上映が開催。映画監督、脚本家、俳優として、独自の映像表現を追求したウェルズは、多くの映画人が映画史上の最高傑作に挙げる『市民ケーン』(1941年)で鮮烈なデビューを飾り、天才の名を欲しいままにしながらも、一度も商業的成功を収めることがなかった。製作会社による作品の改変や資金難による製作中止といったトラブルに数多く見舞われ、フィルモグラフィーの把握すら困難になるほどの多くのバージョンや未完成作品を生み出したため、今もなお、フィルムの復元や資料の調査を通し、その映画作家としての全体像が探求されているという。本企画では、近年復元された作品を含む7本の監督出演作と2本のドキュメンタリーを上映。ミュンヘン映画博物館から来日したウェルズ作品復元の専門家、シュテファン・ドレスラーによる特別講演も行われる。「知られざるウェルズ」を見つけに、足を運んでみてはいかがだろう。

上映作品
『上海から来た女』THE LADY FROM SHANGHAI(1947)[復元版]/『第三の男』THE THIRD MAN(1949)/『Mr. アーカディン』MR. ARKADIN/ CONFIDENTIAL REPORT(1955)[最長版]/『審判』THE TRIAL(1962)[復元版]/『フォルスタッフ』FALSTAFF/ CHIMES AT MIDNIGHT(1965)[復元版]/『不滅の物語』THE IMMORTAL STORY(1968)[英語オリジナル版]/『フェイク』F FOR FAKE(1973)/『映像の魔術師 オーソン・ウェルズ』MAGICIAN: THE ASTONISHING LIFE & WORKS OF ORSON WELLES(2014)/『ディス・イズ・オーソン・ウェルズ』THIS IS ORSON WELLES(2015)

詳細

イベントのウェブサイト
www.momat.go.jp/fc/exhibition/welles-2015-11/
住所
価格
一般1,300円、高校生・大学生・シニア1,100円、小学生・中学生520円
営業時間
プログラムにより異なる
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