今日と連続的に繋がっている断絶された未来。限りなく近い所に広がっている、限りなく遠い世界。
季節ごとに感度の高いアート作品を紹介していく横浜ベイクォーター『ギャラリーBOX』。18回目にあたる今期は、美術家であり建築デザイナー、野口一将の作品が展示される。動物の有機的なフォルムを幾何学的に解釈したオブジェのシリーズは、2次元、3次元上での設計を繰り返したもので、平面とエッジを強調した動物たちによって構成されるリズミックな空間と、奥行き感を惑わすギミックが見所。横浜ベイクォーターを一艘の宇宙船、ギャラリーBOXのウィンドウを宇宙船の窓とみたて、広大な宇宙空間が演出されている。