竹内公太 個展「公然の秘密」

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タイムアウトレビュー

竹内公太はこれまで、公共性と集団意識に対する無意識の依存と疑念をテーマとし、都市風景やパブリック・アートなど人工的に規定された風景やルールに対する身体的アプローチをもとに制作活動を続けてきた。2008年にBANKARTstudioNYKでの展覧会にて発表した「ポータブルマインド横浜」は、神奈川県警察署前の掲示板にて指名手配被疑者の肖像画を描きその作品を展示した、パフォーマンスとインスタレーション2つの要素を兼ね合わせた作品だ。

3月11日におきた東北大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、竹内は同発電所にて作業員として勤務し、その後は東京電力本店の記者会見に出席しながら発電所内の作業環境についての報告を日々ブログに綴っている。そんな竹内が関係する「指差し」パフォーマンスは、世界中に配信される「ふくいちライブカメラ」という公共のメディアを経由して発表された。

本展「公然の秘密」では、竹内公太本人による“来場される方一人一人と「対話」をする”パフォーマンスを毎日行う予定。また、3.11 以降から今にいたる竹内公太の活動のドキュメンテーションや新作のインスタレーションもあわせて発表する。展覧会を通じ、指差し作業員の存在や、東京電力の記者会見に出席し続けてきた竹内自身の意図を明らかにされる予定だ。

※ 会期中は毎日、竹内本人がスペース内にてパフォーマンスを行う

詳細

イベントのウェブサイト
xyzcollective.org/archives/795
住所
営業時間
Until Sun Apr 1 2012 12時00分~20時00分
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