毛利家ゆかりの宝物の中から、毛利家の基本史料である文書類や、肖像画や甲冑武具、調度類、華麗な能装束、茶道具を中心に、かつて毛利家に伝来した貴重な作品も併せて、絵画・工芸の名品を一堂に展示する。会期中は、室町時代の水墨画の巨匠・雪舟等楊が描いた国宝『四季山水図(山水長巻)』の全長を一挙公開。この展覧会によって、毛利元就(1497年~1571年)や、毛利輝元(1553年~1625年)に代表される毛利家の、中世から近世に至る歴史を辿り、毛利家ゆかりの美術作品を通して、江戸時代の大名がはぐくんだ文化の精粋を堪能することができるだろう。
※会期中展示替あり