村上春樹とイラストレーター ー佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸ー

現代日本を代表する小説家、村上春樹の書籍を彩るイラストレーションに焦点を当てた展覧会。小説のほかエッセイ、翻訳、絵本など多岐にわたるジャンルで書かれた村上の言葉と、4人のイラストレーターの共作を紹介する。村上と最も多く組んできた安西水丸、エッセイ『村上ラヂオ』の挿絵を担当した銅版画作家の大橋歩、処女作『風の歌を聴け』の表紙を飾った佐々木マキ、村上と共著を出すなどジャズ好きで知られる和田誠。文学とイラストレーション、それぞれの文脈で語られてきた作品の相互の関係性を見つめ、村上文学の新たな魅力を探しに行きたい。