宇佐美雅浩展 Manda-la

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タイムアウトレビュー

注目の新人作家、宇佐美雅浩による初個展が開催される。『Manda-la』とは、仏教画の曼荼羅のように、作品上に中心人物を、周囲にその人の世界を表す物や人々を配置して撮影する宇佐美の作品シリーズ。今日まで20年近く、どこにも発表することなくライフワークとして続けられ、その舞台を北海道から沖縄にまで広げてきた。2011年の震災以降は、近しい人々を撮るパーソナルな表現から、各地を積極的に訪問してその地をリサーチし、現地の人と対話を重ねて撮影するという、よりソーシャルな表現へと変化。時には数年をかけ、入念な絵コンテのもとに制作される写真は、人物をとりまく環境や状況、歴史をも巻き込み、写真が持つ刹那性とは逆の、膨大な時間軸をも取り込んだ作品へと深化を遂げている。今回の展覧会では、約20点の作品に加え、撮影の際に記録された制作過程のドキュメントもあわせて上映。宇佐美の曼荼羅が提示するリアリティのないリアルから、現代日本の縮図を読み解いてみよう。

詳細

イベントのウェブサイト
mizuma-art.co.jp/exhibition/e_1422969392.php
住所
問い合わせ
03 3268 2500
営業時間
Feb 13-28 11時00分~19時00分
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