他人の時間

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他人の時間

アジア、オセアニア地域のアーティストを紹介する展覧会を、清澄白河の東京都現代美術館が開催。高度情報化、グローバル化する世界において、「他人」との向き合い方を再考させる作家18人の作品を、東京都現代美術館、国立国際美術館、シンガポール美術館、クイーンズランド州立美術館/現代美術館のキュレーターたちが構成する。世界中のアメリカ軍基地で行われる訓練や調査ミッションを淡々と写し取る、ベトナム出身のアン・ミー・レーや、アラブ系インドネシア人へのリサーチをもとに、国家やナショナリズムに批評を与えるサレ・フセインなど、政治的な作風で知られるアーティストたちが多く出展。フィリピンのキリ・ダレナによる、デモのアーカイブ写真を加工してスローガンを消去した作品群『消されたスローガン』は、市民に沈黙を強いる政府という力の構造を視覚化すると同時に、真っ白なプラカードが逆説的に雄弁に何かを訴えかける、切迫したイメージを浮かび上がらせている。そのほか日本からは、昨年逝去した河原温をはじめ、mamoruのサウンドインスタレーション、ミヤギフトシの映像作品などが展観される。

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