1956年スペイン、マドリード生まれの作家、デニス・ホリングスワースの個展が開催される。乾いていない画面に絵筆を入れる「wet on wet」と彼が呼ぶ手法や、筆だけでなく厚紙で自作した道具を用いて描くなど、多様なテクニックを用いているのが特徴。生き生きとした筆の運びや厚く塗られた絵の具とそれを削った跡からは作家自身の好奇心や、制作の喜びが感じられるだろう。『理論が全面に出たアート』ではなく、「『ボディ』というものをアートに取り戻したい」という彼の挑戦、そこから生まれたペインティングの世界をぜひ堪能してほしい。
デニス・ホリングスワース 展
広告
タイムアウトレビュー
詳細
広告
関連情報
関連情報
Discover Time Out original video