オープン・スペース 2016 メディア・コンシャス

西新宿のオペラシティにて、先鋭的なメディアアートを紹介し続けているNTTインターコミュニケーションセンター [ICC]。恒例の『オープンスペース』では、ICCの持つギャラリー、ミニシアター、映像アーカイヴ『HIVE』などを、毎年展示を変えながら無料で公開する。11回目となる本年度は、「メディア・コンシャス」をテーマとし、メディアに意識的に対することで新たな価値を見出していくという、メディアアートの持つ性質に焦点を当てる。特に、マルセル・デュシャンを彷彿とさせるような、哲学的でありながら玩具的な作風で観者に強い印象を残すアーティスト、藤本由紀夫は、無響室を使った新作のほかラウンジでも、これまでに制作された様々な作品が揃うミニチュア個展が展開されるとあって楽しみにしたい。