南米アルゼンチンのブエノスアイレスとウルグアイのモンテビデオで育まれた音楽とダンス、さらに街に色濃く漂う匂いを追体験する写真展「TANGO」が、恵比寿・TRAUMARIS|SPACE で開催される。
ウルグアイの港町モンテビデオ出身の写真家ダニエル・マチャドは、タンゴダンサー独特の身体の使い方と動線に着目する。ひと組のカップルのさまざまなポーズを画面上に過剰に増幅させる手法で、夥しい数の踊り手がひしめき合うミロンガ(ダンスパーティ)の熱気が充満するような、ユニークな写真作品を制作している。
あわせて、今秋にはロンドンのテートモダンで大規模な個展が予定されている写真家・森山大道が2005年に発表した「ブエノスアイレス」のシリーズから、未発表作をふくむプリント約10点を新たなセレクションで紹介する。
会期中には、アルゼンチン出身のプロのタンゴダンサーによるパフォーマンスや、京都を拠点にヨーロッパに活動の幅を広げるコントラバスとアコーディオンのユニット『mama! milk』によるオリジナル楽曲を核にしたライヴも予定されている。
会期中のイベント
「オープニングパーティー」
8月18日(土)18時00分~22時00分
※NADiff apart2F、G/Pギャラリー「うつゆみこ展」と同時開催
「アルゼンチンのタンゴダンサーによるパフォーマンス」
9月1日(土)20時00分 開演
「mama! milk Live in TANGO」
9月14日(金)20時00分 開演