DIC川村記念美術館

  • アート
  • 千葉
  1. DIC川村記念美術館
    画像提供:DIC川村記念美術館(撮影:渡邉修)
  2. DIC川村記念美術館
    画像提供:DIC川村記念美術館(撮影:渡邊修 ©Cy Twombly Foundation)
  3. DIC川村記念美術館
    画像提供:DIC川村記念美術館(展示室)
広告

タイムアウトレビュー

千葉県佐倉市にある美術館。年数回の企画展示と常設展示を公開している。印刷用インクなどの開発、販売を行うDIC株式会社が関連会社とともにコレクションした、20世紀美術を中心とした作品を豊富に収蔵していることで有名。マーク・ロスコの「シーグラム壁画」シリーズは、作品のための展示室があり、見どころとなっている。

詳細

住所
千葉県佐倉市坂戸631
Chiba
アクセス
東京から美術館への有料高速バスで60分、JR総武線・成田線『佐倉』駅(南口)から無料送迎バスで20分/京成本線『京成佐倉』駅(南口)から無料送迎バスで30分
価格
入場無料
営業時間
9時30分〜17時00分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

カール・アンドレ 彫刻と詩、その間

1960年代後半のアメリカで興ったミニマル・アートを代表する彫刻家のカール・アンドレ(Carl Andre)。日本の美術館における初個展が、作家夫妻と所属ギャラリーの全面協力により、千葉県佐倉市の「DIC川村記念美術館」で実現する。 天井高7メートル、広さ約400平方メートルの企画展示室を壁を立てずに使用。同一の形と大きさに加工した木、金属、石を床に直接置いて規則的に配した彫刻作品群や、日本では紹介されることの珍しい小さな彫刻も展示する。特にスケールの大きな作品として、人の背丈を越えるL字の金属板が並び、横幅15メートルにもおよぶ作品「上昇」(2011年)が展示される点も注目だ。 また、知る人ぞ知るアンドレの詩も紹介。タイプライターで打ち込まれた断片的な単語で構成されており、読んでも眺めても楽しめる。彫刻に通ずる空間的、構造的な認識や、文学、美術、歴史、政治など作家自身の幅広い思考が反映された作品といえるだろう。 彫刻と詩という離れた表現で展開する、簡潔ながらも単純ではないアンドレの作品を楽しんでほしい。

広告
関連情報
関連情報