2001年の夏休み 東京大学駒場寮写真展

  • アート, 写真
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タイムアウトレビュー

京大の吉田寮と並んで学生自治寮として名高い東大駒場寮の写真展。ルポライターの松本博文によるノンフィクション『東大駒場寮物語』を読んで、カオスとしか言いようがない寮生活に憧れた人も少なくないだろう。同著に提供した装丁写真を撮ったのが、イラストレーターのオオスキトモコだ。1935年に建設され、堀江貴文、野田秀樹、立花隆など多くの著名人が住んだ東京大学駒場寮は、2001年に廃寮、解体され、その長い歴史に幕を閉じた。駒場キャンパス内の寮があった場所には、現在は防音設備の整ったホールや多目的教室などが入るビルが建ち、かつての面影はかけらもない。解体当時、武蔵野美術大学で写真を学んでいたオオスキは、卒業制作として駒場寮の写真集を制作した。解体直前の2001年7〜8月にネガフィルムで撮られた1000枚を超える写真は、当時の様子を伝える貴重な資料となっている。今はなき迷宮の内部を覗き見に行きたい。

詳細

住所
価格
入場無料
営業時間
12時00分〜24時00分/日曜12時00分〜22時00分/最終日は17時まで/イベントやワークショップ開催により、変更になる場合有り
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