世界で最も楽しい都市を発表

恋人探し、友達探し、そしてナイトライフ……

テキスト:
Guy Parsons
Time Out Tokyo Editors
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タイムアウト都市インデックスでは、世界で最も楽しい都市を調査するため、2016年10月に世界18都市の2万人にインタビューを実施した。このアンケートの結果から、住んで最も楽しい都市や、都市ごとの違いについての多くの発見をしたので、その結果をここで発表しよう。

おしゃべり好きの町

通りすがりの人とも楽しく語る人が多いのはシカゴだ。今回、北米からは4都市が調査対象になり、そのすべてが話好きのトップ4にランクインしている。人付き合いが苦手ならば、話し好きではない都市トップ2のシンガポールかメキシコシティーがいいかもしれない。

食べ物にうるさい町

体重を気にしているのなら、ロサンゼルスを勧める。ロスの住人は健康に気を遣う人が多く、16%の人がカロリーの計算をしており、45%の人がダイエット中だ。

また、舌の肥えたグルメな人にはマイアミがおすすめ。料理が気に入らないときに突き返すという人の割合が28%と、他の都市に比べて抜きん出ている。

逆に、最も食べ物にうるさくない町はリスボン。カロリー計算をする人、ダイエット中の人、そして料理を突き返す人の割合が一番低いという結果が出ている。そして、同じヨーロッパにあるパリ、マドリッド、そしてバルセロナが、僅差でリスボンに続く。バルセロナといえば、昼食時の飲酒に最も寛容な都市で、昼食時に飲酒をする人の割合は69%に上っている。

そして、料理を味より目で楽しみたいという人は東京へ行こう。東京では48%の人が食べたものを日常的にSNS上でシェアしており、その割合は各都市でもトップ。一方、料理をシェフに突き返したことがあると答えた人の割合は4%に留まる。

甘い恋の町

リスボンでは38%の人が「町で出会いを求めるのは簡単だ」と答えている。他の都市でそう答えた人の割合は7%と率直に言って悲惨な状況であることを考えれば、これは驚くべきことだろう。

恋人を探している独身のアメリカ人に目を向けると、誰かとデートするのは「結構楽しい」と答えた人がわずか6%。さらにニューヨークでは4%と、ワースト1位の結果である。

このような風潮はシカゴには縁のない様子で、先月少なくとも1回デートに行った人の割合が一番高かった。 南に目を向けてメキシコシティーでは、デートを楽しんだ独身者の割合は48%という結果に。2人で一夜を過ごしたという割合も40%と、各都市平均の28%に比べて高くなっている。

飲んべえの町

今週パブに行ったという人が一番多かったのはパリ、二日酔いになった人が一番多かったのはロンドンだった。

しかし、そんなロンドンっ子は、二日酔いにも負けず朝にはきちんと起きている様子だ。一方、羽目を外して仕事に遅れる人が最も多かったのはクアラルンプールである。

そして、深夜のナイトライフに目を向けると、マドリッドでは他の都市に比べて2倍の人がクラブに行っている。また、日が昇るまで夜をとことん楽しみたいという人には東京がおすすめだろう。

熱い一夜を過ごす町

パリは恋人の街とは言うが、フランスに住む人は、他の都市に比べるとセックスの回数が1/3以上多いという結果が出ている。それでも週1.6回と、現実的な数字だ。さらに初デートでセックスをするという人の割合は64%だ。

少し視点を変えると、ここでもメキシコシティーの名前が出てくる。53%の人が先月新しい相手と寝たと答えているからだ。

さらに火遊びの度合いを強めていくと、一夜限りの関係を持った人が最も多いのはシドニー、さらにバルセロナでは、オフィスでの秘密の情事や同性愛関係を持った人が一番多いという結果に。

そのほか

オーストラリア人は友達の数が最も多いことが判明した。シドニーとメルボルンに住む回答者からは、市内に16人前後の親友がいるという回答結果がでている。

通勤時間を短くしたい人は、職場への通勤時間が平均わずか27分というリスボンへの引っ越しを考えてもいいかもしれない。そんなリスボンに比べ、メキシコシティーでは平均通勤時間が48分となり、1年間で7日も余計に通勤時間をリスボンより過ごしていることになる。

そのほかの結果…

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