Photo: Tomas Simkus/Dreamstime
Photo: Tomas Simkus/Dreamstime

東京、年越し音楽イベント2023-2024

新宿・渋谷・恵比寿のミュージックヴェニューで迎えるスペシャルな瞬間

テキスト:
Kosuke Hori
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タイムアウト東京 > 音楽 > 東京、年越し音楽イベント2023-2024

2023年の大晦日、あなたはどこで過ごすだろうか。本記事では、東京のさまざまなミュージックヴェニューで行われるライブやクラブイベントなどのカウントダウンパーティーを紹介する。

リキッドルーム」では、石野卓球とサカナクションの山口一郎らが登場。「ゼロトウキョウ」のフローティング・ポインツ(Floating Points)やポーラ・テープ(Paula Tape)、「VENT」のロキシーモアー(rRoxymore)など、豪華な来日アーティストによるプレイも見逃せない。

一年を振り返りながら、新年の幕開けという特別な瞬間を祝ってみては。

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  • クラブ
  • 恵比寿

海外の本などでも伝説として度々取り上げられている、ライブハウス兼クラブ。元々は新宿歌舞伎町にあり、ライブやクラブミュージック専門のクラブだった。

恵比寿に移転してからクラブミュージックは少なくなり、正統派のライブイベントに力を入れている。縦長の店内には後方に座席があり、ライブを見るには絶好の場所。2階には、「タイムアウトカフェ&ダイナー」や「KATA」(ギャラリー)も併設されている。

liquidroom presents NEW YEAR PARTY

2024年に結成35周年を迎える電気グルーヴから石野卓球がDJで登場。サカナクションの山口一郎が率いるNFクルーの参加も決定しているほか、どんぐりずや、DJのYonYonをはじめ、次世代を担う注目の出演者もラインアップする。

出演:Takkyu Ishino、Keiichi Ejima(sakanaction/NF)、Shōtaro Aoyama(Hyōgu/NF)、YonYon、Ichiro Yamaguchi(sakanaction/NF)、DONGURIZU、etc.

前売り5,000円(2ドリンク代別)/20時00分

  • ナイトライフ
  • クラブ
  • 新宿

「東急歌舞伎町タワー」の地下2階から地下4階、3フロアで5エリア構成のクラブ「ゼロトウキョウ(ZEROTOKYO)」がオープン。国内勢だけでなく、海外アーティストもブッキングする。

フロアには、カナダのブランド「Adamson Systems Engineering」のスピーカーを100本以上設置。「COSMIC LAB」のシステムによる照明は没入感があるだろう。音楽、DJ、空間演出、パフォーマンスが交差する「好きを極める」場を訪れてみては。

ZEROTOKYO NEW YEAR EVE PARTY

宇多田ヒカルの最新アルバム「BADモード」への参加でも知られているフローティング・ポインツや、同じくイギリスからはさまざまな主要フェスティバルに出演するポーラ・テープが来日。国内からはLicaxxxと幅広い選曲でフロアをメイクするFrankie $が登場する。

出演:Floating Points、Paula Tape、Licaxxx、Frankie $、Bryan Burton-Lewis、etc.

前売り4,500円/当日5,000円(27時以降は3,000円)/21時00分

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  • ナイトライフ
  • 渋谷

渋谷のライブハウス「Spotify O-East」とDJバー「東間屋(Azumaya)」がタッグを組んだ、テクノとハウスミュージック愛好家のためのナイトヴェニュー。すでにDJ NOBU、Floating Points、DJ Harvey、Amelie Lens & Laurent Garnierなど世界的に有名なアーティストをホストしており、今後もさらに多くのアーティストが出演予定だ。

MNENYE

「Midnight East」初のカウントダウンイベント。アフリカ最注目のコレクティブ「Nyege Nyege」に所属する呪術系ヒップホップアーティストのMCヤラー&スコッチ・ロレックス(MC Yallah & Scotch Rolex)、ロンドンのレーベル「Ninja Tune」からリリースされたニューアルバム「DREAMER」が各所で話題を呼んでいるナビハ・イクバル(Nabihah Iqbal)が来日。また、カウントダウンはSoichi Teradaが務める。

出演:MC Yallah & Scotch Rolex、Nabihah Iqbal、Soichi Terada、GONNO、THE PEOPLE IN FOG、Yoshinori Hayashi、CYK、etc.

前売り4,000円/当日5,000円(23歳以下は3,000円)

  • クラブ
  • 青山

2016年8月にオープンした、音響を徹底的にこだわった多目的スペース。

メインフロアには、高品質の調音パネルで調節されたルームアコースティック(空間の響き)と世界初となるアルミハニカム平面駆動ユニットを採用したスピーカーが設置。最新鋭、最高峰の音響で音楽を楽しむことができる。毎週ハウス・テクノミュージック界で活躍する選りすぐりの国内外アーティストをブッキングして東京のナイトライフを盛り上げる、東京を代表するクラブの1つだ。

NYE COUNTDOWN

フォー・テット(Four Tet)やモーリッツ・フォン・オズワルド(MORITZ VON OSWALD)と並び称されるロキシーモアーが来日。共演には札幌を拠点に活動するKuniyukiによるライブセットと、世界各国や地震のレーベルなど多岐にわたるリリースで知られるALTZ、「SLICK」を主宰する7eが決定している。

出演:rRoxymore、Kuniyuki(LIVE)、ALTZ、7e(SLICK)、etc.

前売り3,500円/当日4,500円/22時00分

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  • 音楽
  • 渋谷

スペイン坂の上にあるライブハウス。プロデュースを担当するのは「スペースシャワー(SPACE SHOWER)TV」だ。

収容人数は400人だが天井が高いため、かなりの開放感がある。また階段状に作られたフロアも特徴的。場内のどこからでも良好な視界を得ることができ、多くの人がじっくりとパフォーマンスを堪能できる。新世代のインディーズバンドの発掘から、ディープなクラブミュージック、ワールドミュージックまでを積極的に取り上げており、東京の音楽シーンの指針となる存在だ。

WWW NEW YEAR PARTY -Dragon's High

「WWW X」「WWW」「WWWβ」という全てのフロアを使用して開催。カウントダウンは、各所でレイブを主宰するクルー「みんなのきもち」がWWW Xで、唯一無二の世界感を持つラッパーのJUMADIBAがWWW、WWWβでは、the hatchのメンバーであるmidoriが務める。

出演:みんなのきもち、AROW、E.O.U、okadada、SAMO、Torus[NL]、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U、JUMADIBA、Bonbero、kegøn、lil soft tennis、MARZY、nasthug、Shoma fr.dambosound、Sound's Deli、tomodachi100(CVN、mionn、moemiki、pìccolo、宇宙チンチラ、バイレファンキかけ⼦)、valknee、WASP、⼭⽥ギャル神宮、Yusef Imamura & SANO(KEYTOTHECITY)、midori(the hatch)、1-DRINK、dj woahhaus、munéo、PAL.Sounds(E.O.U、Keiju、Sakama、Vís)、Rosa、凸凹。

前売り2,300円(2ドリンク代別)/21時00分

  • 音楽
  • 渋谷

広いフロアにある、アジア最大級のミラーボールが特徴の「WOMB」。リニューアルにより、さらに洗練された音響システムときらびやかな照明が導入された。

同ヴェニューでは、ハウスやテクノ、ドラムンベースをはじめとする幅広いジャンルのイベントが行われている。多くの海外アーティストが登場することが多いが、地元のスターたちのプレイも要チェックだ。

WOMB PRESENTS NEW YEAR COUNTDOWN

1980年台から活動するスヴェン・フェイト(SVEN VÄTH)が「MAIN FLOOR」でオープントゥラストというロングセットで登場。国内からもDJ AKi、KIKIORIX、KYOKAをはじめ、豪華なDJ陣がカウントダウンを盛り上げるだろう。

出演:SVEN VÄTH、DJ AKi、KIKIORIX、KYOKA、MUSTACHE X、MICHEL B2B 6.DO、SATOSHI OTSUKI、TIMO、YOSA & TAAR

前売り6,500円/当日8,000円(25時以降は5,000円)/22時00分

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  • クラブ
  • 渋谷

2015年10月にオープンしたエンターテインメントスペース。ライブハウス、クラブ、展示スペース、バーなど、音楽やアートにまつわる多目的スペースとしてさまざまなイベントを開催する。

海外のシーンやストリートの動向に素早く反応するブッキングは、若い世代を中心に信頼を集めている。

CIRCUS NEW YEARS EVE

数万人規模のレイブパーティー「Hospitality」を開催するドラムンベースレーベル「Hospital Records」を牽引するDJのロンドン・エレクトリシティ(LONDON ELEKTRICITY)が登場。そのほか、日本を代表するドラムンベースDJでプロデューサーのMAKOTOがラインアップする。

出演:London Elektricity、MAKOTO、AZUMAI、SAKO、A TO C、etc.

前売り3,000円/当日4,000円/22時00分

  • 音楽
  • 下北沢

2020年にオープンした「LIVE HAUS(リヴハウス)」。店名には「生きる家」という意味が込められている。インディーバンドやDJが日夜出演し、クラブシーンとも深く接続している点も特徴だ。

キャパシティは約100人。旧来のライブハウスがとっていた、出演者側に開催費用を負担させるノルマ制を廃するなど、先進的な取り組みでも注目を集めている。

LIVE HAUS Year end – New year SPECIAL

Boys In The SpaceshipやShigeru the Master、Thiiird Placeなどによるライブと、小西康陽や松田CHABE岳ニ、ITAらDJ陣が出演。ヴェニューにゆかりの深いアーティストたちが集結し、ピースフルに新年を迎えられそうだ。

出演:Boys In The Spaceship、Shigeru the Master、Thiiird Place(uncommon set)、スーパーアイラブユー、メテオ、小西康陽、松田CHABE岳ニ、ITA、涙のどすこいオールスターズ、福田俊介、natsume、宮川大仏

当日2,000円/20時00分

年末年始はどう過ごす?

  • Things to do

年の終わりと始まりを祝うカウントダウンイベント。ここでは、さまざまなシーンに合った催しを紹介する。年越しの瞬間をホテルでラグジュアリーに過ごすもよし、ライブ会場で好きな音楽を浴びるもよし、老舗の遊園地で遊び納めをするのもいいだろう。好みの過ごし方で迎えてほしい。

  • 音楽

いよいよ年末。今年の終わりと新年の「音楽始め」はどこで過ごすか悩んでしまうだろう。

恵比寿「リキッドルーム」、渋谷「WWW」などのカウントダウンや、各ヴェニューの来年のイベントも徐々に発表されている。

12月は「Rainbow Disco Club」の大忘年会や、道玄坂の上にあるミュージックバー「渋谷Tangle」の8周年アニバーサリーパーティーなど、訪れるべきイベントがめじろ押し。1月はハウスミュージックの人気デュオ・DAM SWINDLEの6年ぶりとなる来日や、海外人気の高いおとぼけビ〜バ〜とbetcover!!の2マンライブも要チェックだ。

思い出に残るような一夜があなたをきっと待っている。

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  • 音楽

2010年代後半以降、「東京オリンピック」に向けたインバウンド需要を求め、渋谷を中心に音の良いDJバーがいくつも登場した。平日、週末関係なく深夜営業するクラブやDJバーの間を「ハシゴ」して楽しむことも珍しくはなくなった。

その一方で、コロナ禍中に「Contact」や「VISION」といったグローバルハーツ系列、「LOUNGE NEO」をはじめとする「clubasia」系列の中〜大型のクラブが相次いで閉店。出演者の多い大規模のパーティーに朝まで滞在する……というよりも、小〜中規模のイベントを移動するスタイルで朝を迎えるパーティフリークが一層増えたように思う。

そしてコロナ禍が収束し始めた現在、「ダンスミュージックが盛んなエリア」は渋谷だけではなく東京各所に点在している。ここ数年でオープンした店舗同士が、グループの域を越えて連携しながらサーキット(回遊)イベントを計画するなどのムーブメントも局所的に起きている。クラブやDJバー間の「ハシゴ」は、コロナ以前よりもっとスタンダードな遊び方になっていくのかもしれない。

では、あまり大きなタクシー移動をせず、スマートに回遊するにはどういったルートを組めば良いのだろうか。この記事では地域ごとに区切りながら、おすすめの回遊コースを紹介する。

  • Things to do

高い建物の多い東京周辺にも、日の出が見られる場所は意外と多くある。初日の出を拝めるかどうかは天候次第だが、その年最初に昇る太陽を見られた年には、なんだか良いことがありそうだ。

ここでは「日の出研究家」のヤマグチケンスケが、初日の出が昇る元旦だけでなく、普通の日の早朝にも行けるおすすめの日の出撮影スポットを5つ紹介する。シンデレラ城とのマッチング、鳥居越しの御来光や、足湯につかりながらの観賞などユニーク場所ばかり。ぜひ参考にしてほしい。

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  • レストラン

酒席の後のラーメンはどうしておいしいのだろうか。アルコール分解のために血糖値が下がっているから、体が塩分を求めるから、舌の感覚が麻痺して濃い味のものを食べたくなるから……どれも科学的には正解なのかもしれないが、「深夜営業の飲食店のなかで、ラーメン屋が最も幅が広く、ウマいから」というシンプルな理由もあるだろう。深夜の食事が多少体をいじめるとしても、否、だからこそ、食べる以上はおいしい一品で締めたいのだ。

今回は深夜営業のラーメン店を10店チョイスした。カロリーと快楽のバランスをとりながら、あなたの行動エリアの締めラーメンを楽しんでいただきたい。幸い、深夜のラーメン摂取は今のところ法律で禁じられていない。

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