第15回 鳩森薪能

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タイムアウトレビュー

千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社で今年も薪能が開催される。厳かな焚き火とともに、野外で能を鑑賞する薪能は、夏から秋にかけてそのピークを迎えるが、鳩森では比較的早い時期に観ることができる。同じ5月には、調布市の深大寺でも薪能が開催されるが、千駄ヶ谷というアクセスのよさも魅力の1つだ。演目は、金春流と金剛流のみで舞われる『富士山』。唐の皇帝の勅使が富士山の美しさに感激していたところ、目の前に現れたかくや姫から不老不死の薬と天女の舞を贈られる、というストーリーだ。篝火に照らされた舞台が、この世の人ではないかくや姫の舞をより幻想的に見せる。毎年恒例の、地域の子どもたちが声を合わせて謳う、愛らしい連吟も見逃せない。また、狂言は『萩大名』が演じられる。会場が比較的小さいので、能楽殿の近くから観られるのも嬉しい。都会の中の緑深い静かな空間で、能のひとときを楽しんでほしい。まだ肌寒さの残る季節で、天気も不安定であることが多いので注意したい。

詳細

イベントのウェブサイト
www.hatonomori-shrine.or.jp/publics/index/82/
住所
価格
一般3,500円
営業時間
開場 17時30分、開演 18時30分
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