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立石飲み歩き13選

宇ち多゛、栄寿司、鳥房、蘭州など外せない立石グルメ居酒屋

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Time Out Tokyo Editors
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立石という場所を知っているだろうか。葛飾区にある風情あふれる下町だが、実は、知る人ぞ知る飲んべえの聖地なのである。モツ焼きを中心に、寿司やおでん、餃子、焼き肉などを、驚きのうまさと価格で味わえるこの地では、3軒はしごして1人5,000円以内ということも稀(まれ)ではない。

立石は、どの店に入っても昼間から素性の分からない紳士淑女でにぎわっている。昼から飲む人、夕方から飲む人、食休みスポットや、締めにふさわしい店など、立石を楽しみ尽くすことのできるヴェニューを13軒紹介する。酒飲みを自称するあなたなら、立石のとりこになってしまうこと間違いなしだ。

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昼から飲むなら

立石を楽しむなら、昼すぎから飲み始めるのがおすすめ。休日に昼から飲むのも良いが、平日忙しく働く人々を横目にビールをあおるのは最高だ。しかし立石で昼から飲むことはそう珍しいことではない。どの店も、昼から満員である。 

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  • 立石
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立石といえば…… 
立石の代表的な老舗もつ焼き店。メニューはもつ焼き、煮込み、お新香のみで、1皿250円で楽しむことができる。初心者は注文するのが少々難しいので、まず店員にどの部位があるかを聞くと良いだろう。モツのみで勝負している煮込みは絶品なので、注文すべき。酔った客、騒ぐ客は入店を断られることがあるので注意してほしい。平日の昼から常連客が列を作るので、30分程度は並ぶことを覚悟しよう。

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宇ち多゛の次はここ! 
宇ち多゛入り口の斜め向いにある、老舗の立ち食い寿司店。どのネタも新鮮かつ肉厚で、脂が乗っているものばかり。味も値段も驚きのパフォーマンスだ。特に貝類が絶品なのでぜひ試してほしい。ついつい食べ過ぎてしまうが、ほかにも行きたい店があるのでほどほどにしておくのが○。かなりの人気店なので、週末ともなれば行列ができてしまう。ネタが切れない早めの時間帯に訪れよう。

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  • 立石
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トマトのおでんが絶品 
二毛作は、隣接するかまぼことおでん種の専門店、丸忠蒲鉾と同系列の小さな酒場。同店のおでん種のなかでも人気の一品が「トマトのおでん」だ。湯むきしたトマトを丸のままクリアで雑味のない出汁でやさしく煮含め、仕上げにドライバジルを散らしたものだが、これがたまらない。トマトを崩しながら食べると、トマトの酸味が出汁と混ざり合い、そこにバジルの香気が加わって、おでんというよりも上質なスープを飲んでいるかのように錯覚してしまう。

食休みするなら

そろそろさすがに腹いっぱい、酔いも回ってきただろう。しかし立石にはまだまだ行きたい店がある。立石でひと休みする、または腹ごなしするのに最適なスポットを紹介しよう。立石は、酔っぱらっていると入店不可の店も多いので、1度酔いを覚ますのは必須だ。

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立石好きなら崇めるべき奇石 
腹ごなしの散歩にぴったりなスポット。立石の地名の由来ともなった石だ。この石は、古墳時代後期に古墳石室の石材として用いるために運び込まれたもの。江戸時代には、地下の状況がうかがい知れない大変に不思議な奇石として、人々に崇められた。この石の根元を掘り下げようとした者もいたが、いくら掘っても根元は現れず、しかも関係者の間で疫病が発生したため、立石稲荷神社として祀(まつ)ることとなったらしい。飲んべえならば、立石様に手を合わせよう。

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昔ながらの純喫茶 
あなたが酒を飲んだ後コーヒーを飲みたくなるタイプの人なら、ここでひと休みしたい。近くにはチェーンの喫茶店も多いが、せっかく立石に来たのだから地元の純喫茶でレトロな雰囲気を味わおう。店内には植物が溢れ、南国らしい内装。店先には、年期の入った食品サンプルが飾られ、店内も大きな電話ボックスをはじめ、昭和の香りが色濃く残されている。地元の常連客に混じり気ままに過ごしたい。

夕方から飲むなら

腹ごなしが済んだら、次の酒場に向おう。立石にはまだまだ行くべき飲み屋がたくさんある。昼間一生懸命働いて、夜から立石で飲みたい人にも最適な店だ。立石に来たなら、モツ焼きは絶対に食べなければならない。宇ち多゛が閉まっていたり、満員で入れなかったりした場合に行くべきモツ焼き屋を中心に、立石の代表的な店を集めた。

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  • 立石

栄寿司の隣、宇ち多゛の斜め向いに位置するミツワ。ここでは、モツ焼きを1串150円で楽しむことができる。おすすめは「アブラ(頭身)」。他店より脂っこくないが、噛み締めると肉汁がほとばしる、最高の逸品。「モツ生」は、頭身、大腸、胃袋、舌を楽しめる。おすすめは「ガツ(胃袋)」。醤油とごま油をかけて味わおう。「煮込み」はモツ、こんにゃく、ネギのみのシンプルなもの。白味噌仕立てで優しい味わいだ。ミツワでぜひ味わってほしいのが、「うなぎ串焼」。肉厚なウナギは、ふっくらしつつ弾力感に溢れている。ついご飯が欲しくなってしまう味。ウナギは人気なので、早めの時間でないと売り切れてしまう。

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  • パブ
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立石の関所。大衆モツ焼き屋 
初心者には少々敷居の高い宇ち多゛と比べて、地元民に愛される大衆酒場という雰囲気なのが、江戸っ子。ここに来たらまず、ハイボールを頼んでみよう。ここのハイボールはウイスキー割りでなく酎ハイなのだが、これがとてもモツ焼きに合う。モツを頼むときに欠かせないのがテッポウ。トウガラシやニンニクのスパイシーなたれが、よくしみ込んでいてとても美味。威勢の良い女性店員たちとの掛け合いを楽しみながら、江戸っ子気分を味わおう。

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  • ワイナリーズ
  • 立石

鳥の半身揚げに齧り付く 
立石でお腹いっぱい鳥を食べるならここ。ただし酔った客は入店できないので注意。夕方から飲み始める場合は、1軒目に訪れたい。鳥房に来てまず頼むべきは、鳥の半身揚げ。価格は時価だ。熱々で柔らかいので、軟骨や間接も食べることができる。ジューシーで、軟骨部分はカリカリ。女性店員が豪快に半身揚げをほぐす様は見物だ。騒いだり席を詰めなかったりすると、威勢の良い女性店員たちにどやされてしまう。

そろそろシメるなら

もう腹いっぱいで酔いも回ってきたころだろう。立石を心置きなく楽しめただろうか。これから、立石のシメにふさわしい店を何軒か紹介する。そば、餃子、粥(かゆ)、焼き肉、イタリアンなど、バラエティに富んだセレクトをしたので、シメに相応しい店が必ず見つかるだろう。

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  • 立石
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早い時間のシメにぴったり。立石の有名そば店 
そばと日本酒で立石飲みを締めるのはいかがだろうか。玄庵は立石にある手打ちそば屋。そば粉には、甘みの強い「常陸秋そば」と、強い粘りが特徴的な「奈川在来種」などを使用している。おすすめは「十割せいろ」(1,000円)。しなやかなコシのある麺は弾力があり、噛み締めるほどそばの香りや甘みが口に広がっていく。甘さ控えめできりっとした仕上がりのつゆ、とろみがあり香りの良いそば湯まで、ひとつひとつに丁寧な仕事ぶりがうかがえる。

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立石で餃子といえばここ 
京成立石駅近くにある中華料理店。看板メニューの手作り餃子は「焼き餃子」(5個、430円)、「水餃子(10個)」(480円)、「焼ニラ餃子」(5個、430円)の3種類。噛むと驚くほどの肉汁がほとばしる「焼き餃子」も美味しいが、オススメはモチモチの皮の中からうまみが溢れる「水餃子」だ。やみつきになる人が続出しているパクチーのトッピングは、水餃子との相性抜群。焼き餃子はコショウを付けて、水餃子はラー油と黒酢をかけて食べよう。

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  • ワインバー
  • 立石
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創作イタリアンでおしゃれにシメる 
いつも大勢の客でにぎわっているLABURIは、創作イタリアンの店。ここにきていきなりイタリアンか、と思うかもしれないが、カジュアルに楽しめる立石のオープンバルだ。愛犬と一緒にワインを楽しむ客も多い。ここでは素材の旨味を堪能できる、炙りにこだわった創作イタリアンが人気。立石の中では、唯一女性向けの店かもしれない。濃厚な「総州古白鶏レアレアレバー炙り焼き」や「プロシュート」「チーズ盛り合わせ」などをワインとともに楽しもう。

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粥が美味しいラーメン屋 
けんけんは昔ながらのラーメン屋。ラーメンはどこか懐かしさを感じるシンプルなものでとても美味しいのだが、けんけんに来たらぜひ粥も頼んでほしい。熱々の粥はホタテのダシがしっかりと効いている。少々ジャンクにも感じられるこの優しいホタテ味が飲みの〆にはぴったりなのだ。お腹に余裕があれば、たくさんのトッピングを付けて食べよう。また、まだまだビールが飲みたい人は、おつまみに「ガッチャン」を頼んでほしい。

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  • 立石
  • 価格 2/4

ガッツリ焼き肉でシメる 
立石の焼き肉屋といえば牛坊。和牛A5クラスの希少部位を100グラム990〜1,200円程度で味わうことができる。キャベツが山盛りで出てくると一緒に焼き肉を楽しもう。「本日の上牛坊カルビ」は、なかなかの厚み。噛み締めると脂があふれ出す。どの肉も新鮮で柔らかだ。

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