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インタビュー:堀江貴文

The Hot Seat:堀江貴文インタビュー

クリスマスは仕事」そんな答えが返ってくるのでは、という想定に反して、温かいクリスマスを過ごしているという堀江貴文。自身初舞台で初座長となるミュージカル『クリスマス・キャロル』出演のため、ほとんどの時間を練習に費やすなか、ミュージカルのことや、この先の新たな挑戦についてなど、話を聞いた。

12月に開催されるミュージカル『クリスマス・キャロル』では、初舞台で初座長をつとめられますが、どうして出演を決めたのですか?

堀江:なんとなく。新しいことを言われると、やっちゃうんですよ。なかなかできる体験じゃないし、今後、誘われることも滅多にないだろうと思って。それから、ニコニコ動画でネット生中継して、ミュージカルをネットで観るためのチケットが発売されるのも初めてのことで、社会的意義のある作品だと思うんですよ。

どういうシチュエーションで誘われたのですか?

堀江:ドワンゴの川上量生会長と、2ちゃんねるのひろゆきに、「堀江さんミュージカル出ません?」って誘われて、「ミュージカルおもしろそうだね!出ますかー!」みたいな感じになったのが最初です。主演だなんて思ってなかったし、最初は正直、冗談だと思っていました。

主演と聞いた時はどうでしたか?

堀江:まだ冗談だと思っていました。だけど、ドワンゴでニコニコミュージカルを担当している片岡義朗プロデューサーが表れて、本気かも、と思いましたね。片岡さんはもともと『タッチ』とか『ハイスクール!奇面組』など数々のアニメを手掛けたプロデューサーだったんです。アニメから転身して、『ミュージカル テニスの王子様』のプロデューサーを務めたことでも知られる人物です。

ご存じかもしれませんが、ニコニコ動画は、『ミュージカル テニスの王子様』と一緒に盛り上がってきた、みたいなところがあるんですよ。テニスの王子様のキャストって、ミュージカル経験のない若い子もたくさんいて、あまりうまくなかったんですよ。それが原因で、セリフがちゃんと言えてなくて、空耳みたいに聞こえたりしていて。それを、初期のニコニコ動画で文字と一緒に流したらすごい話題になったんです。空耳ニコ動みたいな。それで伸びたんですよ。

皮肉にもそれがきっかけになって、ミュージカルの可能性みたいなものを感じて、それで今回、“やろう”ということになったんだと思うんです。川上さんとか、ひろゆきとかは、同じ業界の人たちだから、ミュージカルをやろうと言っても信憑性がわかないというか、冗談にしか聞こえなかったけど、片岡さんみたいな真剣にミュージカルをやっている人に、「やりますよね?」って聞かれて、「はい」ってついつい言ってしまったんですよ。

クリスマス・キャロル自体はもともと読んだことがあったのでしょうか?

堀江:ないですよ!決まってから漫画で読みました。過去の名作文学を徹底漫画化した『まんがで読破シリーズ』というのがあるんですが、僕はその宣伝をやっていて、ポップとか帯とかにコメントが出ているんです。その関係で、シリーズ全部100冊以上が家にあって、『クリスマス・キャロル』もあるんじゃないかと思って探したら、あって、ラッキー!みたいな。それを読んで、だいたい、あらすじはわかりました。

今回のミュージカルでは、ストーリーが現代版になって、主役のケチで守銭奴なスクルージが、IT社長になっていますよね。日常の堀江さんとは重なる人物像ですか?

堀江:スクルージおじさんは、ひねくれてクリスマスすら嫌いになってしまった人で、僕はそこまで偏屈で極端じゃないですよ(笑)。僕は、クリスマスとか、イベントは大好きです。スクルージおじさんは不幸だったんですよね。子どもの頃はもっと夢があって、マーレイさんと一緒に会社を作って、一生懸命働いていたら、恋人と別れることになって……。だけど、働き過ぎて別れるのは良くある話ですよね。僕も別れましたから。やっぱり、仕事が楽しいし、昼夜問わずにずっと仕事していると、デートとかしないし、そりゃ別れるよね、みたいな。だから、スクルージさんもそこまでは普通だと思うんですけど、さらに彼が悪かったのは、マーレイさんが死んじゃったこと。それがあってより偏屈に、心を閉ざしてしまったんですよね。僕、クリスマスにひとりで家に帰って、ひとりでご飯食べたりとか絶対できないですもん。

今まで、クリスマスにはどのような演出をされたんですか?

堀江:美味しいレストランに行くとか、わりと普通に過ごしていますよ。プレゼント買ったり、自分ももらったりするし。子どもの頃は家に必ずクリスマスツリーを飾って、クリスマスケーキもありました。サンタクロースからプレゼントももらってましたよ。

子どもの頃にもらって一番嬉しかったものは何ですか?

堀江:あんまり覚えてないけど……ドンジャラとかかな。

今年は何か欲しいものはありますか?

堀江:今年はミュージカルをやっていますからね。お客さんからの拍手が欲しいです。観に来てくれた人に、喜んでもらいたいです。きっと、会場に来てくれる、目の前のお客さんに喜んでもらうので精一杯になりますよ。とてもじゃないけど、画面の先まで考えられない。台本はまだ完成していないんですが、真剣にやらないと、セリフを覚えられない。ちゃんと歌の練習もしているし、演劇の練習もしている。だけど、本当に笑える脚本になっていて、おもしろいですよ。

ミュージカルのためにやり始めたことはありますか?

堀江:ボイストレーニングに通っています。最初、稽古が始まる前にやっておいた方が良いことありますか?って、演出家の人に聞いたら、ボイトレって言われたんですよ。だけど、歌手とかやっている友達に聞いたら、皆なかなか紹介してくれなくて。それで、GLAYのTERUさんにダメ元で聞いてみたら、すぐ紹介してくれて。でも、その人がすごい人で。TERUさんもずっとデビュー前、10代の頃から通っているし、河村隆一さんとか、ビジュアル系の人は、ほとんど行っているところだったんですよ。GLAYのTAKUROさんには、「それって、運転免許も持っていないような人が、いきなりポルシェに乗るようなものだ」って言われました。でも、良い人に習った方が良いですよね。今は、腹式の発声の練習をしていますよ。多少は、意識できるようになりつつあり、実際に声に力が出てきていると思います。

今、一番時間を割いているのはミュージカルですか?

堀江:完全にミュージカルですね!けっこう時間もとられますが、でも、思っていたより時間はきつきつじゃないですね。演出家によって色々と手法はあるみたいで、最初から台本ができあがっている場合もあるけど、普通は、日に日に台本ができていくものなんだそうです。今回も、台本は初めからホチキスでとめてないんですよ。「10ページから追加でー」「ここから、ここまでカット」とか、「セリフつけたし」とか、稽古しながらどんどん変わっていきますよ。エチュードと言って、即興で演じて、良いところだけ拾って脚本を書いていく人もいるみたいです。

だけどね、僕はみんなを飲みにつれていって、おごるかかりだったってことが最近わかってきました。ホワイトボードに「今日は焼き肉!」とか書いてあったりして、稽古の後に皆で食べに出かけると、だいたい僕がお財布ですね。役もスクルージさんで、お父さんみたいになっちゃうんですよね。キャストやスタッフと、ファミリーみたいになってますよ。

キャストには、安田美紗子さんもいますが、一緒にトライアスロンをやろうなんて話にはなりませんか?

堀江:ならないですけど、僕、フルマラソンは一回完走したことがありますからね。5キロくらいみんなに合わせて走っていたら、早々にきつくなって、ずっと歩きましたけど。練習ゼロで行ったんですから、ひどいですよね。だけど今は、基礎体力もけっこうあるし、走れるし、自転車は昔から得意だし、水泳もコツがわかって何キロでも泳げるから。

トライアスロンをやろうとしたら、いつ頃のデビューを狙いますか?

堀江:まったく狙っていません!!ノリですよ、ノリ。でも、やるんだったら、自転車もちゃんとしたのを買いたいし。今はマウンテンしかないから。だけど、今の自転車は良くできていますよね。変速機とか、パーツが昔と比べて格段に良くなっている。電動のシフトレバーとか、それ、ありかよ!?って思いますもん。僕らの時代は、変速機はハンドルの部分にすらなかったですから。自転車は相当に進化しているから、楽だと思いますよ。でも、なかなかね。スイム用のウェットスーツも作らないといけないし。それから僕、トライアスロンやるんだったら、10キロやせたいですしね。

10キロもどうやって落とすんですか?

堀江:メソッドがあるんですよ。3週間、食事と酒を我慢すれば良いんです。それで絶対にやせます。食事はたんぱく質中心にして、夜はお酒を飲まずに、週2、3回筋トレをやっていれば大丈夫です。もう、何回もやっているから、10キロ落とせるのはわかっているんですが、どの3週間でできるか、ですよね。今でも、マックスより10キロやせているので、逆流性食道炎にはならなくなりましたし、ゴルフでも歩いていて苦しくなくなりました。だから、さらにここから10キロやせるかどうかは、自分の決断ですよね。

そのほか、これから新たにやってみたいことはありますか?

堀江:今回ミュージカルをやって、ボイトレに通うようになって、カラオケで歌うのが上手くなってるのが嬉しい。それで、今は、鼻歌で音楽作ってデビューできる時代ですからね。僕も、メッセージソングを1曲だけ作りたいんですよ。応援歌。詩は自分で書いて、曲はブルーハーツみたいな感じ。ちょっとヒットした自分の曲が、カラオケに入っているといいな、と思っているんです。それから、せっかく踊りも練習するし、夏フェスに出たい。フジロックとか、サマソニとか、そういう大きい夏フェスのステージに出たいと思っています。

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