3月11日、東北地方を襲った未曾有の大震災によって、一般家屋はもとより、東北及び関東近県のあらゆる産業が壊滅的な打撃を被った。さらには福島第一原発からの放射性物質大量漏えいにより、近隣の農作物や水産物が、被災を免れた地域においても、一部風評を伴って大きな被害を受けている。
風評被害は国内だけにとどまらず海外にも飛び火、“日本ブランド”の安心・安全に大きなマイナスイメージを与えている。確かに、国レベルでの初動対応の問題もあるが、国内メディア、小売業者、飲食業者、消費者の各層で適切な理解をしていないことにも問題があるのではないだろうか。自国民が現状をきちんと理解しなければ、世界における日本ブランドの信用が下がるのは当然といえる。
そこで今回、フランスと日本を往復しながら両国において“食”の最前線に立つ一ツ星シェフ・松嶋啓介 が、消費者、流通業、生産者、行政の代表者を招いて特別編を開催。「被災地周辺における風評の現状把握」、「今後の見通し」、そして「風評に苦しむ北関東の農・畜産・水産業者の取るべき道」などを、パネルディスカッション形式で、パネラーと幅広く議論していく。
申込はこちら:www.yamatogokoro.jp/timeout/20110512/
※被災地の復興支援のため、参加費の一部は日本赤十字社 東日本大震災義援金に寄付される。