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築地で食べるべき朝食11選

本願寺で食べる18品目の朝食や、魚介が輝くひつまぶしなど

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テキスト:松尾友喜

市場は移転したものの、変わらず観光客や一般客でにぎわう築地。プロも買い付けに来る食の街だからこそ、あちこちでおいしい朝食と出合うことができるのが魅力だ。今回は、おなじみの老舗から新店までをピックアップ。老舗の鶏肉卸売り店が新たに力を入れている「とりそば」や、築地本願寺の敷地内にあるカフェで人気沸騰中の「18品の朝ごはん」、まるで宝石のように魚介類が輝く「名代 海鮮ひつまぶし」など、どれも見逃せない。

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※11月1日リニューアルオープン

「開かれたお寺」を目指す築地本願寺のプロジェクトの一環として、2017年にオープンしたカフェ。8時~10時半に提供される朝食を求めて開店前から行列ができるほどにぎわう。

人気の「18品の朝ごはん」は、精進料理をモチーフに「湯葉いくら」や「豆腐の柚子あん」といった品が並ぶ。地元で仕入れる品が多いのも注目で、築地江戸一の「黒豆」築地吉岡屋の「べったら漬け」などをリニューアルで追加した。

このほか、つきぢ松露の「玉子焼き」、築地紀文の「お魚と豆腐のおぼろ揚げ」など、築地の味を一度に楽しむことができる。品数が豊富なので、おかゆのおかわりができるのもうれしい。

国産茶葉を使った温茶または冷茶付き。土・日曜は混雑するため、平日が狙い目だ。

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明治40年の創業以来、築地で鶏肉と鴨肉の卸売りを行ってきた鳥藤。直営の飲食店、鳥めし 鳥藤 分店では親子丼が名物だが、築地魚河岸フードコート内にある鳥藤の麺専門店、鳥藤とりそばスタンドでは種類豊富なとりそばが人気だ。

取材時にオーダーしたのは、「むしどりそば(しお)」(1,100円)。鶏からダシをとった特製塩スープは、うま味たっぷりのすっきりとした味わいで体にじんわり染みわたる。2種類の蒸した鶏肉がトッピングされ、もも肉はジューシー、むね肉はふっくらと柔らかい。ボリューミーでありながら、すっきりとしたスープとツルッとした中華そばで、朝からあっさりと食べられる一杯だ。

そのほか、「てばさきそば(しょうゆ)」や「鶏と卵の酸辣湯麺」などがスタンバイ。もちろん、定番の「親子丼」もある。

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晴海通りから波除神社へ向かう通り沿いの地下にある大衆食堂。水・土曜の週2回メニューが変わる「A・B定食」「季節のお刺身定食」(850円〜)、常連客に人気の高い「カツカレー」など、ボリューム満点のメニューが並ぶ。

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自家焙煎(ばいせん)のコーヒーと、マスターの軽快な接客が名物の店。店自慢のブレンドコーヒーとトーストがセットで味わえる朝食メニューを早朝4時30分から11時まで提供している。

朝食は厚切りトーストにバターとジャムをたっぷり塗ったトーストセット(530円)と、卵とツナの2種から選べるサンドイッチセット(580円)の2種。シンプルだが、苦味の中にもまろやかが感じられるコーヒーは味わい深い。プラス50円でコーヒーからカフェラテに変更もできる。

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12種類の魚介類が桶の中でキラキラと輝く「名代 海鮮ひつまぶし」が人気で、これ目当てに多くの人が訪れる。中央にトッピングされたウニは厳選して仕入れたもので、外国産か国産、通常量(20グラム)または増量(40グラム)を選ぶことが可能。

取材では、国産ウニ20グラムを使用した「名代 海鮮ひつまぶし」(3,150円)を注文した。3通りの食べ方を楽しめるのが、同メニューの魅力。ウニは脇に置いておき、おけの半分をまずは海鮮丼として味わう。マグロ、タイ、ブリの程よい弾力や、タコの歯ごたえ、数の子のプチプチ食感が面白い。次はウニを米粒に絡ませるようにしっかりと混ぜ込んで、うま味たっぷりのウニご飯として。最後は、ウニご飯に昆布だしを注いでさっぱりと茶漬けで締める。

魚介類を存分に堪能できる、ぜいたくな時間を過ごして。

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  • 価格 1/4

マグロ丼専門店の瀬川は朝7時半から営業している。派手な海鮮丼を出す店が多く集まる築地の店の中では控えめなたたずまいだが、常連客も多い人気店だ。目利きの女将によって選ばれた上質なマグロの赤身はうま味濃厚で、秘伝の醤油ダレに漬けられ、酢飯とのバランスも良い。メニューは「まぐろどんぶり」のほか、日によって中トロの入った「今だけどんぶり」が食べられる。

※営業確認中

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  • ストリートフード
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  • 価格 1/4

もんぜき通りのホルモン専門店、きつねやが近づくと辺りには強烈なみその香りが漂い、その誘惑に抗えなかった人が次々店に吸い寄せられていく。香りの正体である「ホルモン煮」は、創業以来継ぎ足されてきた八丁味噌(みそ)ベースのタレで新鮮な牛ホルモンを煮込んだ濃厚な一品。「ホルモン丼」(900円)で食べるなら、「半熟玉子」(50円)をトッピングして、さっと七味をかけ、一気にかきこもう。朝は6時30分から営業している。

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  • 価格 2/4

朝7時から開いている長生庵は、築地場外の奥まった場所にある隠れ家的な店。シンプルなもり蕎麦から、「海老と穴子の天ぷらそば」などバラエティー豊かな蕎麦が楽しめる。全国の漁港や市場から取り寄せる天然本マグロの質にも定評があり、そばとセットになった「まぐろ漬け丼」もおすすめだ。

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  • 価格 1/4

1906年創業の鶏肉卸しによる鶏料理専門店。朝7時半から営業している分店にはテーブル席もあり、ゆっくりと食事ができる。定番人気の「親子丼」や「鳥重」など、メニューは丼もの中心だが、朝食に注文したいのは「水炊き ご飯付き」(900円)だろう。鶏コラーゲンたっぷりのとろみのある真っ白なスープを、まずはポン酢なしでそのまま味わってみてほしい。骨付きの肉は柔らかく、肉団子もジューシー。優しくダイレクトな鶏のうま味に顔がほころぶだろう。

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  • 日本料理
  • 築地
  • 価格 1/4

ほっと一息つくならスパゲッティが人気の喫茶店、4SEASONへ。朝7時半から食べられる朝食には、皿全体を覆うほどに大葉がたっぷりと盛られた名物メニュー、「和風スパゲティ」(890円)を注文したい。一晩寝かせて作る細めのパスタはしっかりとした味付けされ、細かく刻まれた大葉の香りとも相性抜群。夫婦経営の店で、手際よくフライパンを振るう店主と、テキパキと料理を運ぶ奥さんの姿も微笑ましい。

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  • ベイカリー・パン屋
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  • 価格 1/4

ゆっくりと食べる時間がないときは、朝7時から開いている波除通りのパン工房 ル・パンでひきたてのコーヒーとパンを手に入れよう。一番人気の「あんこクロワッサン」は生地はもっちりとした食感だが、ケシの実がたっぷりの表面はプレッツェルのように香ばしい。塩気と中に詰まった餡(あん)の相性も良い。

松尾友喜 ライター・エディター

1991年、和歌山県出身。地元情報誌の編集者を経て2018年に独立し、現在は東京を拠点にフリーのライター・エディターとして活動している。執筆分野はグルメ、ライフスタイル、ビジネスなど幅広い。パンシェルジュ検定1級を持ち、パンライターとしてパンにまつわる取材・執筆も手掛ける。趣味はおいしいクリームパン探し。

 インスタグラム @matsuo_panwriter

夜の築地に繰り出すなら……

夜の築地ガイド
  • ナイトライフ

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