『伊勢志摩でしかできない50のこと』(英語版)リリース記者会見を開催

テキスト:
Mayumi Koyama
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 戦後初めて国立公園に指定された、伊勢志摩国立公園の70周年を記念した観光ガイドマップ、『伊勢志摩でしかできない50のこと』(英語版)が2015年9月14日(月)にリリースされた。それに際し、同日、日本橋の浮世小路千疋屋ビル会議室にて、伊勢志摩国立公園指定70周年事業実行委員会顧問でもある鈴木英敬三重県知事、同実行委員会委員の江崎貴久と、タイムアウト東京株式会社代表取締役の伏谷博之が会見を行った。

主に東京の最新情報を発信しているタイムアウト東京だが、最近では「お出かけのエキスパート」としての知名度も上がり、国内都市のガイドマップも勢力的に作成している。今回の『伊勢志摩でしかできない50のこと』は、先月リリースされた札幌のガイドマップに続き、第2弾の地方ガイドマップだ。

伊勢志摩エリアと言えば、昔から日本人が一生に一度は参拝したいと言われる伊勢神宮をはじめ、二見浦の「夫婦岩」などがあり、時代を超えて人々の心を魅了する国内屈指の人気観光スポット。来年のサミット開催地にも選ばれ、今後ますます注目される伊勢志摩に、タイムアウト東京のスタッフが赴き、お決まりの名所のみならず、タイムアウト独自の目線で伊勢志摩エリア一帯から厳選した50ヶ所を、「TODO(=そこでしかできないこと)形式」で紹介している。

三重県知事の鈴木英敬

「伊勢志摩地区は、自然が豊かで、景観もすばらしい地区です。GHQ支配下の厳しい状況にもかかわらず、戦後初の国立公園として登録され、来年で70周年を迎えます。この記念すべきタイミングに、世界中の人にこの地域の魅力を知ってもらえるようなツールが増えたことが嬉しい」と、鈴木。

タイムアウト東京株式会社代表取締役の伏谷博之

伏谷は「50のヴェニューをそれぞれTODO(その場所ですべきこと)というタイムアウトの独自の手法で紹介することで、読者の行動意欲を喚起するスタイルになっている。こうすることによって、伊勢志摩がほかとは違った角度でとらえられるようになると思う。このマップがさらに観光客を呼び込むツールとして役立てれば」と、タイムアウト東京のガイドマップの魅力と可能性を伝えた。

「ローカルエキスパート」が紹介するガイドマップというタイムアウトのメディアとしての個性を貫くべく、制作には伊勢志摩エリアの各市町村の職員などから構成される、伊勢志摩国立公園指定70周年事業実行委員会から意見をもらい、現地を案内してもらうなど、大いに協力を得た。

委員会のスタッフのひとりである江崎も、案内役としてこのマップの制作に携わった。

伊勢志摩国立公園指定70周年事業実行委員会委員の江崎貴久

「今回タイムアウト東京の取材チームといろいろなところを回りました。地元のことはたいてい分かっているつもりでも、名前や場所は知っているが実際に行ったことのない場所もあり、足を運んでみて初めて体験できることや、看板の必要性などの改善点も見えてきたりと、たくさんの発見がありました」とこのマップの制作を振り返った。そして、「外国人だけでなく、地元の方もこのマップでさらなる伊勢志摩の魅力を知ってくれたら」と語った。

リアス海岸に囲まれた伊勢志摩国立公園内、英虞湾

海女さんは明るく観光客を出迎てくれる

いつでも新鮮な魚介類が楽しめる

複雑に入り組んだリアス海岸に囲まれ、波が穏やかな湾内では様々なマリンスポーツが楽しめたり、漁業や養殖業のほか、いまだ海女漁も盛んで、特定の海女小屋では白い磯着に身を包んだ海女たちが、取ってきたばかりの貝を焼いて振る舞ってくれる。目の前には海、振り返ると山、横を向けば川が流れているような自然豊かな街並み、小腹が減ったらいつでも新鮮な魚介類が堪能できる環境と明るく親切な現地の人々に、取材陣は終始感激しっぱなしだった。

また、鳥羽港から伊勢湾フェリーでわずか55分で到着できる愛知県の渥美半島での一日観光コースも掲載しているので、足を運んでみてはいかがだろう。運が良ければフェリーから伊勢湾を泳ぐイルカが見られるかもしれない。

お伊勢参りがまだの人はぜひこのマップを伊勢志摩を訪ねるきっかけにしてほしい。もう済んでいる人や住人ももう一度このマップで伊勢志摩の魅力を発見してみてはいかがだろう。

価格は無料。伊勢志摩エリアはもちろん、都内の観光案内所や主要ホテル、駅などで配布される予定だ。また、9月26日(土)〜27日(日)に東京ビッグサイトで開催される『ツーリズムEXPOジャパン』の会場内でも配布されるので、手に入れて欲しい。

伊勢志摩観光ナビ

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