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大阪、48時間

西日本最大の街で、まったく異なる日本を体験する

1日目

9時:純喫茶でモーニングする

9時:純喫茶でモーニングする

純喫茶とは、アルコール飲料などを出さない、単純で生粋の喫茶店を意味する。そういった純喫茶では、レトロなプラスチックの食品模型を店の前に展示していて、軽食、デザートやコーヒーを提供している。大阪の街の中心には純喫茶が点在しているが、道頓堀の純喫茶アメリカンは最も良いものの1つである。店頭の食品模型、吹き抜けの階段のシャンデリア、ヴィンテージのソファーや装飾。それらすべてが、戦後すぐにオープンし、高度成長期を日本とともに歩んできた店の歴史を感じさせる。

朝早くに開店する純喫茶では、常連客が「モーニング」で一日を始める。ほかに人気のある純喫茶メニューといえば、古き良きパンケーキであるホットケーキだ。これは、福島区にあるダイヤで試すといい。3cmもの厚さがある、ダイヤのホットケーキ(550円)は、バターとメープルシロップをたっぷり塗って大きな口いっぱいに食べるのが一番美味しい。

11時:アベノをぶらつく

朝のコーヒーブレイクの後、阿倍野と天王寺の散歩に向けて出発。あべのハルカスはこの地の新しいランドマークで、日本にある商業高層ビルでは最も高く、全高は300mとなる。60階にある展望台の『ハルカス300』(入場料金1,500円)からは、街全体を見晴るかすことができる。さらに上の階にある、大阪マリオット都ホテルで贅沢な滞在を満喫するのも良いだろう。

あべのハルカスから徒歩10分の天王寺動物園では、200種類の動物を見学できる。100周年が近づいている動物園は、最新の状態とは言いがたいが、独特でレトロな雰囲気を醸し出している。動物園からさらに10分進むと四天王寺に辿り着くが、そこは日本最初の本格的な仏教寺院のひとつとして、593年に聖徳太子によって建立されたと言われている。日本で最も古い建築形式と、たくさんの重要な文化芸術品が目玉となっている。

13時:ジャンジャン横丁で食い倒れる

新世界すぐのジャンジャン横丁を訪ねると、なぜ大阪が食い倒れの街として知られているのかが分かるだろう。人気の観光スポットである通天閣の展望塔から、道頓堀前駅までを繋ぐこの横丁は、串カツ、韓国焼肉、寿司、うどんなどのレストランで混み合っている。串カツは1本およそ100円で、食べ放題のキャベツが一緒に付いてくる。テーブルに置かれたソースは、二度づけしてはいけない。

15時:アートな清掃工場に立ち寄る

15時:アートな清掃工場に立ち寄る

最近オープンして話題の、ユニバーサルスタジオジャパンの『ハリー・ポッター』のアトラクションよりもずっと面白かったのは、此花区の人工島である舞洲にある清掃工場。この工場は、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの「自然界には直線や均一なものは存在していない」という彼の哲学に基づき、90年代後半にデザインされた。驚くべき構造で、鳥を呼び寄せるために、窓から伸びる植生が特徴となっている。見学には1週間前の予約が必要。

19時:道頓堀で腹を満たす

19時:道頓堀で腹を満たす

大阪の伝説的レストラン、道頓堀のはり重は、装飾や雰囲気のある様式が示す通り100年もの歴史を持つ。この店で、すき焼きやしゃぶしゃぶ料理を食べると、国産牛肉が口の中でとろける食感を堪能できる。夕食はすべて決められたコースとなり、価格は牛肉の種類によって、7,000円から17,000円まで5段階の幅がある。

21時:夜の街に繰り出す

21時:夜の街に繰り出す

心斎橋のスタンダードブックストアは食後の立ち読みにはまさに適した場所だ。その後は、店やバーが立ち並ぶ、成長著しい難波の裏道を探索。6階建ての味園ビルは、1956年に建設され、安価な宿泊施設となっている上階、500名が入る巨大な宴会場、スナックやバーで埋め尽くされたフロアが特徴であり、新宿のゴールデン街とよく似ている。

25時:夜食も大阪にする

25時:夜食も大阪にする

道頓堀のたこ焼きは真夜中の空腹を満たしてくれるだろう。明け方まで営業している露天で一番人気があるのは、あっちち本舗である。また、できたての焼き餃子を約200円で販売している大阪王将や、24時間営業の金龍ラーメンで熱々のラーメンが1杯およそ600円で食べられる。

2日目

10時:現代アートで目覚める

翌日は国立国際美術館から始める。中之島にある同美術館では、日本や世界中の現代美術を展示している。あべのハルカスなども手がけたシーザー・ペリによる設計。

12時:寿司の原型を味わう

12時:寿司の原型を味わう

握り寿司の原型である押し寿司は大阪発祥と言われ、この伝統的料理を提供する店舗はもちろんたくさんあるが、吉野寿司は特におすすめだ。創業は1841年で、洗練された雰囲気のなかで食べる寿司は格別。淡路町にある本店では、鯖寿司、アナゴ寿司などの押し寿司を、カラフルな長方形の箱寿司として堪能できる。夕食で行く場合、コースは6,000円から。

14時:北浜を散策する

14時:北浜を散策する

大阪のビジネス街という印象が強い北浜だが、ここでも近年、流行の先端を行くセレクトショップとコーヒーショップが多数オープンしている。モトコーヒーは野外の水辺に席があり、丁寧に煎られたコーヒーが自慢である。

そのコーヒーショップの上の階には、地元のブランドを取り扱った最高品質の洋服ショップであるKEYBRIDGEがある。ここから徒歩10分の芝川ビルは、1927年の竣工だが、2012年にリノベーションを行い、ハウスショップやレストランが入居する。外観は過去の状態を保っており、昔と今のコンビネーションは魅惑的である。

17時:地元感覚で食べ歩く

17時:地元感覚で食べ歩く

天神橋筋商店街には、あらゆる種類の商品を売る600近くの商店がずらりと並んでいる。2.6kmの長さの、日本で最も長い商店街で、掘り出し物を買うには適した場所だ。商店街が豊富な大阪でも、ここは最も活気があり、いまだに大正、昭和の名残を感じることができる。正真正銘のお好み焼きを体験したい人には、双月がある。炒めたタマネギでできた、お好み焼きの薄いバージョンである「ねぎ焼き」にも挑戦してほしい。自分で作るのも良いが、一番美味しく食べるためには、調理はスタッフに任せるほうが無難である。最後に、世界でも最も派手なスーパーマーケットのスーパー玉出の驚くべき外観も、忘れずに見ておくべき。

20時:焼肉天国で夕食をとる

20時:焼肉天国で夕食をとる

夕飯の時間だ。大阪最大の韓国人街である鶴橋には、駅の近くに無数の焼肉屋があるが、なかでも牛のいろいろな部位がすべて食べられる、というレストランがおすすめだ。何から注文するべきか迷ったら、5種類の臓物の入ったメニュー(2,000円)を注文するといいだろう。そのまま続けて、腸に挑戦するのもあり。スープも美味しいので、頼んでみる価値はある。食事が終わる頃には服に臭いがついてしまうので、毛皮を着るのは避けたい。

22時:天国から地獄へとさまよう

22時:天国から地獄へとさまよう

ミステリアスな野田阪神エリアに足を伸ばす。ここには「地獄谷」というニックネームのある狭い路地があり、食堂やバーが点在している。串かつ五右衛門は、たったの80円で串揚げを提供しており、店主や常連客と会話も楽しめるだろう。 ここでは、たったの80円で串揚げを提供している。ジャンジャン横丁よりも美味しいかもしれない。

ほかにも、信じられないくらい狭いお好み焼き屋の孝福がある。有名な『ホルモン焼きうどん』を注文する。生卵と甘辛のソースがかかった、こってりしたこの一皿も、酒が進めばちょうどいい味の濃さだ。十分食べた後の飲むだけのバーなら、地獄谷冥土Bar。7席だけの小さなバーだが、話好きのオーナーと居心地の良い雰囲気が最高である。

25時:旅の疲れは洗い流す

25時:旅の疲れは洗い流す

16種類の温泉、8種類の岩盤浴と室内プールまであるスパワールドは、日本でも最高の都会派スパのひとつ。驚いたことに、この巨大施設は24時間近く営業しているのだ。レストランやマッサージ施設も併設されている。世界のどこにだって、このような場所があるとは信じられないだろう。

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