榮榮&映里『三生万物』展

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榮榮&映里『三生万物』展

中国の現代美術家アイ・ウェイウェイが建てた施設としても知られている『三影堂撮影芸術中心/Three Shadows Photography Art Centre』は、若手アーティストから巨匠まで高く評価している中国現代写真の最先端を走り続けるフォトグラフィーセンター。このセンターを運営している榮榮&映里は中国の社会的現実、人と美しい自然との関係性を、自身の身体を媒体として表現した作品で高い評価を得ている、実力派の写真家ユニットでもあるが、そんな彼らの展覧会が資生堂ギャラリーでもうすぐ開催される。

展覧会のタイトル「三生万物」。これは『老子道徳経』の「道生一、一生二、二生三、三生万物(道は一を生み、一は二を生み、二は三を生み、三は万物を生む)」から名付けられたという。まさに榮榮と映里が設立した“三影堂”という名前にも秘められた思いそのものであり、変化し続ける中国アート界で無限に広がる可能性を築き上げた彼らの“今”を実際に体験できる貴重な展覧会。

本展に出品される予定の作品は、榮榮と映里が北京で暮らしていた四合院造りの街並みが再開発されていく様子を撮影した「Liulitun(六里屯)」シリーズ、その後北京郊外にある草場地に移り住み、三影堂撮影芸術中心を設立するまでの「Three Shadows(三影堂)」シリーズ、そして草場地で、家庭を築き生活を営んでいく様子を写した「Caochangdi(草場地)」シリーズなど、現代北京の変化する風景が藝術作品へと昇華される瞬間を感じることができるだろう。