山本渉「しみ そめ しわ」

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山本渉「しみ そめ しわ」
©Wataru Yamamoto, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

1986年生まれの注目の写真家、山本渉の個展が西新宿で開催。「人間と自然の関わりの中に見出される現象」に目を向ける山本は、写真技術を用いて、その記録を試みてきた。熊野古道の原生林を舞台にしたセルフポートレイト『線を引く』、男性用自慰道具の内部を石膏で型取った『欲望の形』、降り注ぐ日光の暖かさをピンホール技術で視覚情報化した『春/啓蟄』など、これまでに発表した作品は、どれも観る者をハッとさせるものばかりだ。同展では、3.11後の身近な出来事をきっかけに、これまでの印画紙を布に変え、日光写真の技法を用いた新作を展示。感光液を染み込ませた衣服を身に纏い日光を浴びることで、身体の影や汗が密着露光され、着用者の痕跡を浮かび上がらせる。観る人は、身近にありながら、それまで意識して感じることのなかった「未知のリアリティ」と向き合うことになるだろう。初日となる1月23日(土)には、美術作家、批評家の石川卓磨をゲストに招いたトークイベントが行われる。2月5日(金)に代官山 北村写真機店にて開催されるトークイベント『写真を読む夜』とあわせてチェックしてほしい。

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