夏休み企画 日本画どうぶつえん

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夏休み企画 日本画どうぶつえん

日本人は古くから動物や鳥、虫など、生命ある“いきもの”たちに魅了され、その姿を描いてきた。中国から伝わった花鳥画以外にも、仏教絵画での神聖なる象や獅子、伝説上の麒麟や鳳凰、禅宗における龍虎図など、日本画における動物たちは時に宗教や信仰とも密接に関わりがあった。一方、近代日本画における動物たちは、こうした伝統をふまえながらも、より写実的に描かれ、作家の視線が感じられる個性的な姿として自由に表現されるようになる。

毛づくろいをする猫の緑色の目が印象的な竹内栖鳳《班猫》【重要文化財】(前半展示)、背筋をぴんと伸ばした猫の視線に身が引き締まる小林古径の《猫》(後半展示)。しんとした空気の中にひっそり佇む山口華楊《木精》のみみずく、竹内栖鳳《鴨雛》や小茂田青樹《雛》で描かれる生まれてまもない雛の愛らしさ、そしてトビウオの群れを描いた川端龍子《黒潮》の躍動感にぜひ注目してほしい。山種コレクションルームでは、速水御舟《炎舞》【重要文化財】(後半展示)をはじめとする昆虫、両生類などを描いた作品も展示する。

イベントのウェブサイト http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html