前作は過去作品集的な意味合いが強く、コンセプトアルバムとしては久しぶりにリリースされた『Cosmic Coco, Singing for a Billion Imu’s Hearty Pi』が、各方面で最高傑作として評判だ。ポップにまとまっているように見せながらも、随所に混ぜられたオオルタイチの変態性やキテレツ感が、こちらのいろいろな回路をグサグサと突き刺してくる。そんなアルバムをより物質として体感したいなら、西麻布スーパーデラックスのリリースパーティへ。練り上げられた曲も素晴らしいが、ライブでの奇才ぶりもまたすさまじい。ライブ中の「おなかのなかからエネルギーを練り出す」動きとともに、彼のテンションがマックスに達した時、こちらは負けじと恍惚の踊りで応えたい。
OORUTAICHI, Singing for a Japanese Pi
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