84歳にして現役アニメクリエイター『久里洋二』。 エロスとナンセンスを盛り込んだシニカルな作風で『おとなのアニメーション』を次々にと創りだし、 日本のアニメーション界の先駆者として疾走し続ける久里の作品194本を公開する上映会が行われる。殺人をテーマに13話からなるオムニバス作品『殺人狂時代』や、巨匠・ジャン=リュック・ゴダールを唸らせた代表作『人間動物園』など、今みてもセンセーショナルな作品に加え、久里洋二の作家としての活動を追いながら、日本の芸術活動に重要な役割をはたした『アニメーション三人の会』の軌跡を辿るドキュメンタリー映画『久里洋二でいこう!』も併せて上映する。
また、11月25日にはストリーミングチャンネルDOMMUNEにて、久里洋二とその弟子の古川タクをゲストに迎え、特集上映中の作品を紹介し、久里の50年に及ぶ作家生活を振り返るトークイベントが開催される。