現代美術家・杉本博司。2009年高松宮記念世界文化賞など国内外で数々の賞を受賞し、海外のオークションでは数千万円で落札されることもある、現代美術界を牽引する存在だ。杉本の出発点は写真家だった。写真は「今目の前にある現実を切り取るもの」だと思われているが、杉本は写真をコンセプチャルアートの手段として捉え、その可能性を無限に広げた。古美術商の経験から日本美術への造詣も深く、近年は伝統芸能の企画演出に加え、能舞台の設計など活動の幅を広げている。本作品は、そんな杉本に初めて長期密着取材を行ったドキュメンタリー。作家の素顔と、その視線の先を見つめる。
トークショー
3月31日(土)上映前
ゲスト:杉本博司
4月7日(土)
ゲスト:山下裕二(美術史家)
4月14日(土)
ゲスト:KIKI(モデル)、華恵(エッセイスト)
4月21日(土)上映前
渋谷慶一郎(音楽家)、鈴木心(写真家)
いずれも21:00の回/聞き手:中村佑子監督