日本では子供のおもちゃと思われがちな鉄道模型。イギリスでは“趣味の王様”として、むしろ大人の嗜みともいえる存在だ。こちらのバー、店内には壁いっぱいに模型の車両がディスプレイされた棚が、そしてバーカウンターを取り囲むような形で線路がレイアウトされている。レールを疾走、あるいはゆったりと走る鉄道を眺めてグラスを傾ければ、子供心を満たし、大人の楽しみを味わうという欲張りな時間になること間違いない。
スタンダードなカクテル以外にも『あさかぜ(往年の代表的夜行列車の愛称)』や『ドクターイエロー(線路点検用新幹線車両の愛称)』といったオリジナルカクテルもあるので、バーテンダーに相談してほしい。また店内のレイアウトに自分の車両を持ち込んで走らせることもでき、さらにはボトルキープならぬ “車両キープ”というサービスもある。