高い観察力と構成力により創作される独創的な舞台作品が評価を得ているスイスの2人組ユニット、ディミトリ・ド・ペロとマルタン・ズィメルマンが、北アフリカ、モロッコ・タンジールのアクロバティックグループとともに創作した舞台作品『Chouf Ouchouf(シュフウ シュフ)』が、東京芸術劇場で上演される。
Chouf Ouchouf(シュフ ウシュフ)は、アラビア語で「見て、もっとよく見て!」という意味。日々遭遇する様々な問題も、ひっくり返したりねじ曲げたりしながらよく見てると、それほど難しい問題ではないはず。驚愕のアクロバットやユーモアたっぷりのダンス、カラフルな舞台美術や衣裳、モロッコのエキゾチックな音楽が舞台に溢れだすと、どこが上でどこが下だか分からない、摩訶不思議で夢の中のようなステージが繰り広げられる。
スリリングで独創的な驚きのアクロバットが繰り広げられる驚きの70分。舞台で起こることをなにひとつ見逃さないよう、“よく見て”ほしい。これが、ワールドツアーのファイナル公演となる。