1925年創業のイタリアを代表するファッションブランド FENDI(フェンディ)。そのアートとクラフトの歴史を辿る美術展『FENDI - UN ART AUTRE ~もうひとつのアート、クリエイションとイノベーションの軌跡~』が、東京藝術大学大学美術館で開催される。
美術史家であり、美術評論家としてもイタリア国内外で活躍するエマニュエラ・ノビーレ・ミーノ監修によるこの巡回展は、東京からスタート。ファーにおける第一人者であるフェンディの世界観を、アートとクラフトの歴史と未来を通して表現する。
3つのスペースで構成された会場では、1960年代半ばから今日に至るまでの様々な進化の過程を、視覚と触感をもって体験することができる。1970年~今年にかけて製作した代表的な作品約30点と、実際に使用された構図タブレットやスケッチなどのアーカイブが展示されるほか、ファーアトリエ(公開工房)では展示されているウェアの創作・制作の過程に焦点をあて、その舞台裏をオープンにする。