TYP(タイプ)はタイポグラフィについて、考え、実験し、発表するためのプラットフォームとして2012年より 石橋由悠、神村誠 の2人が中心となり始まったプロジェクト。
このプロジェクトではタイポグラフィ本来の目的である読みやすさを重視したもの以上に、感性や感覚を伝えようと試みたアウトローなものが取り扱う。現代の思想・価値観に縛られないものを中心とすることで新しい可能性を見いだすことが彼らの活動であり、そこから稀にうまれ評価される偶然の産物こそ、現代のための基準/標準(タイプ)であると彼らは確信している。
初の展覧会となる本展では 石橋由悠、神村誠、谷内晴彦、西条英樹、杉怜 の5名のタイポグラファーによる最新作を展示。複数の印刷会社協力のもと、箔押し・シルクスクリーン・オフセット など様々な手法を交え、実際にその場で見ることでしか伝えられない表現にこだわった作品となっている。タイポグラフィによる表現の拡がりや印刷物の可能性を、実際の場を介し広く呈示することが本展の試みだ。
本展ではタイポグラフィを主軸に、様々なフォーマットの作品が展示される。