東松照明や細江英公とともに戦後の新世代を代表する写真家、奈良原一高の初期代表作『王国』の展覧会。展示されるのは、北海道の修道院と、和歌山の女性刑務所という、それぞれ外部と隔絶された空間に生きる人間存在を見つめた作品だ。極限状況を生きる人間というテーマを深化させた本作は、日本写真批評家協会賞新人賞を受賞するなど、奈良原の評価を確立させるものだった。本展では、1978年版写真集『王国』での構成をほぼ踏襲する87点が展観される。
奈良原一高 王国
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