広島をベースに活動し、現在開催中の瀬戸内国際芸術祭にも出展しているの建築家、三分一博志(さんぶいちひろし)の展覧会。三分一の建築は「建築はいかにして地球の一部になりうるか」というテーマに貫かれている。風や水、太陽などを「動く素材」と呼び、それらを丹念に観察することで、その土地の人と自然の関係性を見出そうとする。そうした過程を経ることで、その土地に古くからある神社や棚田と同じように、後世まで残る建築を残そうとしているのだ。展示は瀬戸内のプロジェクトに焦点を当てて紹介される。銅精錬所の遺構を美術館にした犬島精錬所美術館や、直島の多目的施設「直島ホール」など設計段階での大量のリサーチデータや、実証実験の模型や映像、モックアップなどで、三分一建築の設計過程を追うことができる。
三分一博志展「風、水、太陽」
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