ヘルツォーク&ド・ムーロンやピーター・ズントーらの次の世代を代表する建築家として母国スイスのみならず、世界の建築界から注目を集めているヴァレリオ・オルジャティの展覧会。その建物の特徴は、“概念性”と“職人性”と“芸術性”とが高いレベルで融合しているところにある。篠原一男(1925-2006)や安藤忠雄(1941- )などの影響もうかがえる幾何学的なプラン(平面図)に、時には土着的と思える形や模様を与えていくオルジャティの建築は、過激さと懐かしさとユーモアを同時に備えることに成功している。妹島和世がディレクターを務めた2010年ヴェネツィア建築ビエンナーレにも出品されたものを含む1:33の縮尺で作られた白く美しい模型9点とオルジャティが自らに影響を与えたものとして集めた、建物や庭園などのイメージによって構成された『図像学的自伝』が展示される。
ヴァレリオ・オルジャティ展
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