琳派のエッセンスを受け継ぐ表現を、現代的な解釈で試みた作品22点を紹介する展覧会。本阿弥光悦や俵屋宗達を源流にして、尾形光琳、乾山をはじめ酒井抱一、鈴木其一へと継承される琳派。その美意識や、現代のグラフィックデザインとも共通する革新的なデザイン性は、京や江戸の人々を魅了したのみならず、19世紀の万国博覧会を通じてヨーロッパ絵画の潮流にも大きな影響を与えた。本展では、琳派美術館の異名を持つ、細見美術館監修のもと、織りや染めなどの染織技術に着眼し復元と創作を行っている工房、豊和堂の制作する現代琳派作品が展観される。琳派400周年と呼ばれる2015年にふさわしい展覧会だ。
ぼくらが琳派を継いでいく 展
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