東京、関西風“焼き”うなぎ5

高田馬場、青物横丁、西日暮里、銀座、赤羽で味わう“蒸さない”うなぎ

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東京、関西風“焼き”うなぎ5選

『愛川』うな重 撮影:Shujiro

土用の丑(うし)の日、うだるような暑さの夏を乗り切るため、うなぎを食べて栄養をつけるという、日本独自の風習だ。2012年の夏は、7月27日(金)が土用の丑の日となる。そんな日に食べるうなぎといえば、やはり蒲焼、そしてご飯の上に蒲焼をのせたうな重・うな丼だろう。だが馴染み深いうなぎの蒲焼にも、関東と関西で違いがあるのはご存知だろうか。

関東ではうなぎは背から開き、白焼きにしたあと蒸して脂を落とし、その上で焼き上げる。そのため箸で簡単に身を切ることができ、口に入れるとほろりととける柔らかさがある。だが関西では、うなぎを腹から開き、タレをかけ、そのまま焼き上げる。皮はパリっとした食感だが身はふんわりとしており、脂がのって濃厚な味わいとなっている。

繊細な関東風も味わい深いが、やはり夏を乗り切るのであれば、がっしりとした食感で食べ応えある関西風、焼きのみで仕上げた香ばしいうなぎを食べたいところ。ここではそんな関西風うなぎを味わえる、希少な5店舗を紹介する。どちらも人気店、事前の予約は忘れずに。

高田馬場『愛川』

うな重 竹 2600円

メニューはうなぎ中心。うな重は松、竹、梅、菊、葵、鶴、亀と種類が分かれており、上にいくほどうなぎの量が増える。鶴と亀は2匹分にもなる。同店の名物は、プラス110円で蒸さないうなぎを味わえる“堅焼き”。一見すると焦げ目が多く感じるかもしれないが、苦味はなく、焼き目が香ばしい。皮はパリっと、身はふわっとした食感に仕上がっている。タレはやや甘めだがさっぱりとしており、ご飯も程よい硬さだ。このほか、肝焼き、骨せんべいなどの人気メニューも。

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青物横丁『丸富』

うな丼 1800円

こちらのメニューはうな丼だ。並が1800円、Wが3350円、それぞれプラス50円で大盛りが用意されている。持ち帰りを求める客も多く、常にうなぎを焼き続けているので、あっという間に目の前にどんぶりが出される。うなぎの身は厚いが柔らかく、タレは濃く甘めだ。なんといってもちょうど良い固さのご飯が美味い。この値段、この早さでこの満足感はなかなかない。

『丸富』の詳しい情報はこちら


西日暮里『稲毛屋』

関西風うな重 松 2600円

西日暮里駅から歩いて10分ほど、不忍通り沿いにある。鰻と地酒の店というだけあり、各地から取り寄せた日本酒、焼酎、そしてうなぎのメニューが豊富だ。うなぎは関西風・関東風のうな重、そしてひつまぶし、白焼き丼などがある。蒲焼はふっくらとしているが、皮のおかげでしっかりとした歯ごたえがあり、タレはあっさりとしている。

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銀座『ひょうたん屋 1丁目店』

うな重 中 1700円

銀座松坂屋本館の裏手側にある。メニューはうな重の並 1400円(昼のみ)、中 1700円、上 2000円、特上 2500円とシンプル。このほかは、肝焼き、お新香、酒類となっている。注文を受けてから、うちわでパタパタとうなぎを焼き始めるが、焼き上がりまではおよそ10分といったところ。焼きの回数が少ないためか、身はプリプリとしているのが特徴。タレはさらっとしており辛めの関東風だ。うな重には澄まし汁、香の物がつく。基本的には関東風に近いスタイルだが、蒸してはいない。

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赤羽『鯉とうなぎのまるます家 総本店』

うな重 亀重 1400円

朝9時から営業している居酒屋。店頭でうなぎを焼いているため、辺りには香ばしい香りが漂っている。うなぎは、蒲焼、白焼き、うな丼、うな重など様々な形で味わえる。タレはさっぱりとしており、うなぎの皮はパリパリに、身は脂がのってふっくらとした食感。ほかにも、鯉やなまずなどの川魚を扱っている。

『鯉とうなぎのまるます家 総本店』の詳しい情報はこちら


テキスト Takeshi Tojo
※掲載されている情報は公開当時のものです。

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赤羽『鯉とうなぎのまるます家 総本店』について 関西風ではありません。その上、工場直送の蒸し上がったうなぎをガスで適当に焼く。うまくも何ともありませんぞ。スーパーの方がまし!

投稿者 いい加減にしてくれこのレポ 2013年06月23日 10:10

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