第11回 櫻間右陣之會

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タイムアウトレビュー

1983年に亡くなった金春流の名手、櫻間道雄追善の演能会が千駄ヶ谷の国立能楽堂にて開催される。道雄の愛した能『海人(あま)』を、櫻間家21代当主の櫻間右陣が舞う。後世の摂関政治で永らく栄華を極める藤原北家の始祖である藤原房前の出生譚や、宝珠を巡る藤原不比等と海人のエピソード、そして後場での龍女となった海人による舞。古代史を彩るドラマチックな演目だ。そのほか、和泉流の狂言『簸屑(ひくず)』や、道雄と右陣にも縁深い『道成寺(どうじょうじ)』も披露される。様々な創作の基となった伝承「安珍清姫伝説」を下敷きにした『道成寺』は、数多ある演目のなかでも能らしさがふんだんに盛り込まれた、能楽を代表する一曲だ。また狂言ならではの、太郎冠者と次郎冠者の掛け合いが愉快な『簸屑』では、人間国宝の野村万作と、息子の野村萬斎の共演が観られるのも嬉しい。

詳細

イベントのウェブサイト
www.sakurama.com
住所
問い合わせ
03 3556 6176
営業時間
Sat Jul 4 2015 開場13時30分、開演14時00分
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