中島由夫シンドローム:Art is Always the Next Possibility

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タイムアウトレビュー

日本よりも海外で有名な前衛芸術家、中島由夫による展覧会。篠原有司男や工藤哲巳、風倉匠などに代表される「ネオダダ」「反芸術」の熱気が渦巻く1950年代末より、街頭パフォーマンスを開始した中島は、1961年にはハプニング集団「アンビート」を結成する。海外旅行がまだ簡単でなかった1964年には、密輸船への乗船やヒッチハイクなど様々な手段を駆使し、ヨーロッパへと渡る。オランダやベルギーで勃興した芸術運動「コブラ」や「プロヴォ」「バウハウス・シチュエーショニスト」のメンバーをはじめ、多くのアーティストたちともに活動する一方、日本におけるコンセプチュアルアートの先駆者である松澤宥や、前衛美術評論家のヨシダヨシエとの緊密な関係を保ち続けた。日本でも2014年2月に、JR三鷹駅北口交番横でライブペインティングを実施した。本展では、中島由夫の軌跡とともにその時代の芸術運動を振り返り、歴史的価値や今日的意義を問い直す。
1月17日(土)には、アーティスト本人や、反芸術パフォーマンスについての大著『肉体のアナーキズム』の著者、黒ダライ児らの登壇するシンポジウムが、1月25日(日)には中島によるアクションペインティングが開催される。

詳細

イベントのウェブサイト
l-amusee.com/atsukobarouh
住所
問い合わせ
03 6427 8048
営業時間
Jan 17-25 2015 14時00分〜21時00分(日曜日、月曜日は11時〜18時)
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